胡蝶蘭について

「胡蝶蘭」は和名で、学名はファレノプシスといいます。洋蘭の一種で、正式にはラン科ファレノプシス属(Phalae-nopsis)です。この「ファレノプシス」というのはギリシャ語で「蛾のような」という意味があり、日本では小花1つ1つが蝶が舞っているように美しいことから「胡蝶蘭」と呼ばれています。

蘭の生息地

蘭は「オーキッド(Orchid)」の一言で総称され、原種は東南アジアを中心に、インド、オーストラリアなどに分布しています。ほとんどの場所が高温多湿で風通しの良い場所に着生しています。

蘭の種類

日本では、洋蘭、東洋蘭、そして日本の蘭と、3つのカテゴリーに分けて呼ばれています。

洋蘭 熱帯を中心に自生する原種を、主に欧米で改良され、明治時代に持ち込まれたもの。 カトレア・シンビジウム・デンドロビウム・パフィオペジラムなど。
東洋蘭 中国や韓国、日本原産のシンビジウムで、春蘭や寒蘭など。
日本の蘭 日本に自生する約300種の原種、フウランやセッコク、エビネなど。
贈り物に喜ばれる理由

上品で高貴な美しさ

蘭は古くから美しい花を咲かせることで人間に愛されてきました。 その中でも胡蝶蘭は、いまでも最高級の贈り物として人気が高く、大変喜ばれる品です。胡蝶蘭はその名前のとおり、まるで蝶が舞っているような花びらが、上品さと高貴さを表現しており、目上の方への贈り物としても最適といえます。

長い開花期間

他の花と比べて花が咲いている時間が長く、一般的に1ヶ月以上は咲き続けます。 花の美しさを長く楽しめることも贈り物としてよく選ばれる理由の1つとなっています。

花言葉「幸福が飛んでくる」「変わらぬ愛」

胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」「変わらぬ愛」というように贈られてうれしいメッセージを持っています。 また、白い花は「清純」、ピンクの花は「あなたを愛します」と色によっても意味がちがい、記念日など気持ちを伝えたいときに贈ると素敵なプレゼントになります。

エメラルド婚式の記念花

胡蝶蘭は結婚55周年の記念となるエメラルド婚式の記念花ともいわれています。 「深く静かで尊い夫婦の生活」というエメラルド婚の意味に似合う気品のある花です。